RiskFinder6.0 JSSEC対応版リリース
本日、RiskFinder6.0 JSSEC対応版をリリースしました。
ここでは、RiskFinder6.0 JSSEC対応版で新たに追加された機能や情報、リリースの経緯などについて簡単にお知らせしたいと思います。
JSSEC対応版とは
「RiskFinder」は2013年のサービス開始以来、JSSECが公開する「Androidアプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド」に準拠した脆弱性診断機能を提供しています。2月3日にこのガイドラインの最新版が公開されたことを受け、ガイドラインの追加・変更点に合わせて診断内容も追加・変更しました。
「Android
6.0 Marshmallow」の変更点に対応した「RiskFinder6.0」をリリースしたのが、わずか2ヶ月前の2015年12月です。しかし、JSSECさんから新しいガイドが公開されたとなれば、そこは対応するのが開発元の使命、ということで急遽JSSEC対応版をリリースしたということです。開発チーム頑張りました!
RiskFinder6.0 JSSEC対応版の変更点
今回のリリースで追加・変更された主な点は以下のとおりです。
- 「Androidアプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド」(2016年2月1日版)の追加・変更内容へ対応
- 上記以外の追加・変更点
- 複数の脆弱性があるOpenSSLライブラリの使用を検知する機能を追加
- アプリケーション署名時のアルゴリズム検査を追加
- ダミーのMACアドレスを返却するAPIの使用を検知する機能を追加
- ダミーのBluetoothデバイスアドレスを返却するAPIの使用を検知する機能を追加
まとめ
このように常にRiskFinderは改善、強化されています。Android6.0対応や、ガイドラインの変更に対応するには、RiskFinderでアプリをざっくり検査してしまうのが早道です。
修正が必要な点を列挙してくれるので、あとはそのリストをこなしていけば対応作業のほとんどが完了します。
RiskFinderが皆さんのアプリ開発のお役に立てれば幸いです。