Android 6.0でApache HTTP Clientが削除されました。

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アンドロイド界隈では、Apache HTTPClientを使うのか、HttpUrlConnectionを使うのかどちらが良いのか悩んだ時期もありました。2011年頃、Android Developer BlogにAndroid'HTTP Clientというブログ記事が出て、HttpUrlConnectionな!と言っていたわけですが、この頃HttpUrlConnection色々癖があって、そうは言われてもなーと思った記憶があります。しかしながら、とうとうAndroid6.0でApache HTTPClientが削除されました。
既に色々な所で言及されている話題なのですが、動作確認まで行いましたので、このブログに記載です。

Android 6.0 Changes - Apache HTTP Client Removal

https://developer.android.com/intl/ja/about/versions/marshmallow/android-6.0-changes.html#behavior-apache-http-client

Android 6.0のリリースで、Apache HTTP Clientのサポートを削除します。
あなたのアプリが、Android 2.3(API Level9)以上をターゲットとしているのなら、代りにHttpURLConnectionクラスを使ってください。このAPIは透過的なデータ圧縮と応答のキャッシングによってネットワークの仕様を減少させるので、より効果的であり消費電力を最小限に抑えます。
ApatchのHTTP APIを引き続き使用するには、Build.gradleファイルに以下のように記載をし、コンパイル時の依存関係を宣言します。

android {
    useLibrary 'org.apache.http.legacy'
} 

ちなみに、上記指定をしても、Android Studio上は、Deprecateだよという取り消し線がメソッドの上についてきます。でも試しにAndroidHttpClient記載したらそちらには取り消し線はついてきませんでした。(これはAndrod Studioの不具合と思われます-現状そんなに影響ありませんが)


少し解説 


今回削除というこで、非推奨よりも強い扱いです。
非推奨は、Android5.1の時に行われており、1年たったからもういいでしょうという感じでしょうか、

Deprecated HTTP Classes
https://developer.android.com/intl/ja/about/versions/android-5.1.html#http

org.apache.httpクラスとandroid.net.http.AndroidHttpClientクラスはアンドロイド5.1で廃止されました。これらのクラスはメンテナンスされなくなり、あなたはできるだけ早くURLConnectionのクラスのAPIを使用するよう移行する必要があります。

AndroidHttpClinetは、途中で便利なの作ったよーと言って、出てきたクラスですが、Apacheの実装依存のため、自動的にこれも削除です。

  • HTTPUrlConnection
    • 推奨 これからも使っていく
  • DefaultHttpClient
    • 削除 Apache HTTP Client実装
  • AndroidHttpClient
    • 削除 DefaultHttpClientのサブクラスだったため、自動的に削除
ということで、いい加減やるか!ということでHTTPUrlConnection等に書き換えを行っている方もいらっしゃると思いますが、先のブログにあるように、Froyo以前で動かす場合は(動かす??)コネクションプーリングのバグがありますので、ざっと見ておく必要があると思いますj。


最後に宣伝、非推奨メソッドの使用、削除メソッドの使用も、RiskFinderで全て検知します。
今回のApache HTTP Clientに関しては、過去のアプリは結構ヒットする率が高いので、単に削除されたメソッド一覧を出すだけでなく、「Apache HTTP Clientメソッドの削除関連警告」を作成し、使用場所、理由、解説等も出力するようにする予定です。
もう、開発終わっちゃってるけど、このアプリどうなの?ソース見当たらないなんて物も、ソースコードなしで検査可能です。ご関心のある方はお問い合わせください。




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